
夕方からまた雨、と天気予報にあったので
「何か買っておこう」と追われるような気分になって
買い物に出かけた。
とりあえず目に付いた食べ物を適当に買ってやれやれと
ファミレスで休憩していた時のこと。
ドリンク・バーでコップに氷を入れていると、どこからか
「取ってぇ」
と小さな声が。
ん?と振り向くと3歳くらいの女の子が立っている。
両手で持ったコップには3/4くらいのアイスコーヒー?が。
「氷? 一個でいいの?」と聞くと、コクン、とうなずく。
氷を入れると「ありがと」。
次にガムシロの容器に手を伸ばしているが届かない。
ガムシロを取ってあげると次はストローの容器に手を
伸ばしているが背伸びしても届かないので1本取って渡す。
そのまま走って行く後ろ姿の長い髪を見ると何となく
「ふたりのイーダ」のイーダちゃんのようで
「まだ生まれてから髪を切ったことがないんだろうなー」。
自分のアイスコーヒーを飲んでレジで支払いながら
出口の方を見ると、その子が身を乗り出して
にー、と笑った。
同じテーブルの母親らしき女性はスマホに夢中(苦笑)。
昔から子供に声かけられる事が多いのだが
これくらいの事でもほんわかして幸福な気分になりました。
PS.
あのアイスコーヒーは、あの子がお母さんに持って行ってあげたのかも
しれないな。