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Channel: 漂えども沈まず
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ラブリーボーン (2010/米)

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一時期TVでCMがよく流れていたので、何となくストーリーは知っていた。
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しかし、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグの名前があったので
全体的にファンタジックな作品だろうと安心していた。

おまけに何故か「ラブ・リボーン」という題名だと勘違いしていて、数年後に成人した妹か
親友の子として「リボーン」、生まれ変わるというハッピーエンドだと勘違いしていたのだ。

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それらの勘違いは鑑賞開始後、十数分で見事に打ち砕かれる。

スージー(シアーシャ・ローナン)は、子供のための秘密基地(大人は立ち入り禁止だよ)
と称する地下の部屋から逃げ出すことには成功したかに見えたが・・・。

シリアルキラー、ジョージ・ハーヴイ(スタンリー・トゥッチ)がバスタブに浸かり
顔にかけたタオルを取って、両手で自分の顔をツルリと撫でる。 

浴室や洗面台、床の大量の血のおぞましさは「SAW」シリーズのようで、それが
自分の血だと気づいたスージーの姿は悲鳴と共に消えて行く。
ジョージ・ハーヴイがモップで浴室を掃除するシーンのおぞましさ。

天国と現世の狭間にいるスージーは「ホリー・ゴライトリー」と名乗る中国人の少女と
知り合いになるが・・・。

父のジャック(マーク・ウォールバーグ)が怒りと悲しみの余り、趣味のボトルシップを
次々と破壊していくと、スージーのいる世界にも反映される。
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「だが殺人犯は知らないのだ。父親がどんなに自分の子供を愛しているかを」

スージーと作った一隻だけは壊す事が出来ない。

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暴走気味の父と妹、ショックの余り家を出る母。

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結末も私にはハッピーエンドとはとても思えないし、悲しく辛い作品だった。

本来なら記事にしたくない作品だが、スージーがいる天国と現世の狭間の世界の美しさが
心に残って、
これまでの私の人生から去って行ってしまった人達、家族・友人たちもしばらくはあんな
夢のような美しい世界に留まってから天に召されたのだろう、と思える程だった。

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P.S.
私が監督なら、ジョージ・ハーヴイが殺害した少女たちと同じ数だけの時間(1分間*7人=7分間)
ガトリング砲を打って、ヤツを穴だらけにしてやるのに。(木っ端微塵ですな)

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